イノベーション創出能力強化と人材育成
〜知の創造と価値創造の結合強化に向けて〜

内閣府総合科学技術会議議員
柘植 綾夫 氏
経歴 1943 東京に生まれる

教育:
BA (Engineering) U. of Tokyo, 1967
MA (Engineering) U. of Tokyo, 1969
Dr. of Engineering U. of Tokyo, 1973
Harvard Business School, AMP101, 1987

経歴:
1969 三菱重工業入社
1997 技術本部高砂研究所所長
2000.6 取締役技術本部長
2002.4 代表取締役・常務取締役技術本部長
2005.1 内閣府総合科学技術会議常勤議員

学術活動:
日本学術会議会員(理工学部門)2005−現在
日本工学アカデミー会員2004−現在
日本機械学会副会長2004
日本ガスタービン学会会長 2002
日本混相流学会会長 2002
日本伝熱学会副会長 2002
日本原子力学会熱流動工学部門会長 1997
東京大学工学部客員教授 1991−2000
国際原子力工学会議技術委員長 1997
日本溶接協会 原子力研究委員会委員長 2004−現在

受賞歴:
日本機械学会論文賞
概要

   21世紀の今、日本は第3の国創りの重大革新期に入っている。その実現には学術的知の創造を社会・経済的価値に結びつけるイノベーション能力強化が必須である。

   イノベーションの視点は、National Innovation SystemとGlobal Innovation Ecosystemの両方のバランスを持った視点が不可欠であり、その実現に必要な人材像についても述べる。 本年4月から新たなスタートをした、第三期科学技術基本計画は“イノベーションと人づくり”を柱に、知の創造を社会的価値へ具現化し、国民・社会と世界に成果を還元することをコミットした点で、我が国の科学技術政策において画期的と言っても過言ではないであろう。 その概要を俯瞰するとともに、イノベーション創出の要を述べる。

   一方、国の事業経営と軸を合わせた科学技術経営の実現に向けて最近の科学技術政策に係わる重要な出来事を概観し、科学と技術の進展を担う科学技術コミュニテーのイノベーション創出に向けた総合戦略を述べる。

   イノベーション創出総合戦略実行において特に大切な視点として、学術的知の創造と社会・経済的価値創造との結合のメカニズムの重要性を述べ、その結合の確率を最大限に向上させることを意図した、“知と価値創造の結合:ナショナルイノベーション・パイプラインネットワーク”の構築を提唱する。

   質と量ともに我が国の研究と高等教育・人材育成のミッションを担っている私学が連携して、“ナショナルイノベーション・パイプライン網”構築に向けた「知の創造と社会・経済価値との結合の場」作りに貢献するとともに、“イノベーション人材”の育成場にも発展することを期待する。



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