第3回 アグリビジネスフォーラム

15:00 - 15:30

個体発生の一環としてとらえた離乳期(基礎研究)
玉川大学 農学部 生命化学科 准教授 薬袋 裕二

私たち人間を含む哺乳動物が、母乳摂取から通常食摂取へとダイナミックに食の嗜好性が変わるのはとても不思議である。離乳行動のメカニズムを解明することが食に対する嗜好性のコントロールにつながることを期待している。

15:30 - 16:00

ミズゴケの人工栽培システムを用いた環境保全型農業とその応用
東海大学 農学部 応用植物科学科 准教授 長野 克也

演者らは絶滅危惧種であるミズゴケ(Sphagnum)植物の保全と有効利用を目的として、熊本県白川中流域の未耕作水田においてミズゴケ人工栽培基盤を用いた、環境保全型農業技術の開発とその応用について研究を実施している、今回はこれまでの成果について発表する。

16:00 - 16:30

オンリーワンの地域産業を支援する −農畜水産物の付加価値化技術−
東京農業大学 生物産業学部 食品科学科 教授 永島 俊夫

地域の未利用資源の高付加価値化を目的として、農産資源を副原料としたビール、発泡酒の醸造、水産資源からは魚醤油の製造、畜産資源はエミューの加工利用など、その実際例について報告する。

16:30 - 17:00

日本と世界の伝統食品に見る抗酸化性・機能性成分
日本大学 生物資源科学部 食品科学工学科 専任講師 鳥居 恭好

食品成分の機能性は、近年の西欧型食習慣の世界的広がりと生活習慣病の増加に伴い重視されている。我々は各地の伝統食品に含まれる機能性因子の探索と機能性評価を行っている。長寿地域や沖縄、肉・乳製品が主食のモンゴル遊牧民、インド医学で利用されてきた有用植物などについて紹介する。

17:00 - 17:30

クローニングが開く高付加価値デザイナー・アニマルの時代
明治大学 農学部 生命科学科 教授 長嶋 比呂志

動物の体細胞クローニング技術は、生産効率の低さや産仔の異常など、未解決の問題を抱える一方で、実用的技術として確実な進歩を遂げている。動物工場としての遺伝子組換え動物や、臓器移植用の遺伝子改変ブタの生産が、その実例である。本講演では、体細胞クローニング技術がもたらした高付加価値動物生産の実例と、将来展望を紹介する。

13:00 - 18:00

研究シ-ズと物品の展示
各大学の食・健康ほかアグリに関する一押しの研究シーズや物品を展示します。そのほか,各大学の産学連携相談窓口も設けますので,お気軽にお立ち寄りください。


[問い合わせ先]
日本大学 産官学連携知財センター (幹事校)

〒102-8275 東京都千代田区九段南4-8-24  日本大学会館
TEL. 03-5275-8139  FAX. 03-5275-8328
E-mail : nubic@nihon-u.ac.jp
Copyright (C) 2007 Nubic All Right Reserved.