3月24日(水): NUBIC初の受託研究契約 

NUICは、皮膜成型専門企業のナノテック鰍ニ受託研究契約を結んだ。

契約期間は1年で、研究委託料は500万円。理工学部電気工学科の中田順治教授の研究室が中心となり、 研究を推進する。 必要に応じて他の研究室の技術や特許を利用する。

ナノテックは、太陽電池素材のシリコンを炭素で代替する技術開発を目指し、委託研究の成果を 活かして、同社の保有する炭素を金属などに成膜するダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)技術を 応用して太陽電池素材を生産する予定。

[ ナノテック株式会社 ]
所在地:〒349-02 埼玉県南埼玉郡白岡町西8-19-8
TEL:0480-93-2911 FAX:0480-93-2661
真空とプラズマを利用したコーティング技術の開発企業。

[ 技術用語: DLCとは? ]
DLCとは、Diamond-Like Carbon の略で、ダイヤモンドのように硬い炭素膜の総称。 その性質は、高硬度・高屈折率で電気絶縁性・赤外線透過性に優れる。 また膜の特長は、大面積被覆、低温度被覆が可能で、膜の摩擦係数が極めて小さい等です。 DLC膜の構造は非晶質(アモルファス)で結晶粒界をもたないため、膜は平滑であるが高温 用途に難点がある。
DLC膜の作成方法:
イオンビーム蒸着法、イオン化蒸着法、イオンビームスパッタ法、イオンプレーティング法、 高周波プラズマ法、CO2レーザ誘起放電法、エキシマレーザアブレーション法等。

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