自転車用走行ログ記録システム~自転車乗用者の安全・安心を目指して~(12159)

技術分野
情報
所属
工学部 電気電子工学科
氏名
高梨 宏之

目的

運転者に適切に警報を出すことができる自転車走行状態記録装置、自転車走行状態記録方法およびプログラムを提供する

技術概要

自動車用ドライブレコーダーは一般にも普及しているが、自転車用のドライブレコーダーや走行ログ記録システムは普及していないのが現状で自転車同士,自転車対歩行者の危険場面は記録が残らない。一方、自転車同士,自転車対歩行者の事故件数は減りが鈍化している。
市販のサイクルレコーダーでは瞬間速度や走行距離や走行時の映像撮影が可能であるが、それらの情報だけでは運転者自身がどのような加速、減速、ブレーキ操作をしていたかなどの確認は困難である。
大量の自転車走行時の運転情報(加速度、ハンドル角、ブレーキの有無、前方映像)データを蓄積し、行動解析のためのデータベースとすることを考えた。
このデータベースを利用することにより現在の運転情報(加速度、ハンドル角、ブレーキの有無、前方映像を解析し、自転車の運転者に対して必要に応じて警報を発するシステムを開発した。
本システムは自転車の走行状態・走行経緯を把握することができ、自転車目線での危険事象分析、乗用者への危険通知、事故発生時の自動通報、自転車の管理(レンタサイクルなど)に活用可能である。

用途

自転車用ドライブレコーダー、危険通報システム

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