二酸化炭素とイオン液体を用いた発電サイクル(11915)

技術分野
エネルギー
所属
工学部 機械工学科
氏名
佐々木 直栄

目的

本研究は,プレート型熱交換器において,作動媒体の出入口の中心を結ぶ線分に対して概ね並行(0°<迎え角<90°)に多数のフィンを配置することにより,従来品と同程度の低圧損を維持したまま,同等以上の高い熱交換性能が得られる事を特色とする。

技術概要

本研究によれば,吸収液体が作動ガスを吸収及び放出する特性を利用し,作動ガスの流れを形成してタービンを駆動することによって動力が生成される。例えば,第1タンクを加熱した場合には,作動ガスの内圧が上昇して吸収液体に吸収される。このように吸収液体が作動ガスを吸収することにより,第1タンクから第2タンクへの作動ガスが勢い良く流れ,タービンにより動力を得ることができる。また,吸収液体に作動ガスが吸収された状態で第1タンクを冷却した場合には,吸収液体から作動ガスが放出される。このように吸収液体から作動ガスが放出されることにより,第2タンクから第1タンクへ作動ガスが勢い良く流れ,タービンにより動力を得ることができる。したがって,本研究によれば,ランキンサイクルやブレイトンサイクルによらず,従来とは異なる方式で熱から動力を生成することができる。

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