高密度導電性酸化物焼結体La1-x-yCaxSryCrO3(11079)

技術分野
材料
所属
文理学部 物理学科
氏名
橋本 拓也

目的

焼結特性・安定性に優れ,高温および各種ガス中で高い電気伝導を示す酸化物材料を提供する。

技術概要

La1-xSrxCrO3やLa1-xCaxCrO3は高温・各種ガス下で高い電気伝導を示すため,固体酸化物型燃料電池のインターコネクターなどに使用が検討されていた。しかしながら本物質系においては難焼結のため高強度の材料を得ることが難しい,相転移の存在のため力学的な安定性に問題があるなどの欠点があった。本研究ではCaおよびSrの置換量および置換方法を検討し、高い電気伝導は保持しながら相転移を消失させ安定性を増大させることに成功した。さらに焼結前の粒子サイズの制御により,ほぼ100%に近い焼結密度・高強度を持つ物質の新規作製に成功した。

適用製品

固体酸化物型燃料電池材料、ヒーター材料

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