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ブレインチップのためのニューロンモデルの高集積化(11912)
本研究によればコンデンサやインダクタを必要とせずに発振回路を構成でき,回路を小型化することができる。
従来,発振回路にはコンデンサやインダクタを必ず必要とするために,一定サイズ以下に小型化が出来なかった。本研究によればコンデンサやインダクタを必要とせずに発振回路を構成でき,回路を小型化することができる。本研究によれば,負性抵抗回路の実装面積を低減することができる。
電磁波強度分布測定装置(11536)
天空の状態は天空放射輝度を測定することで明らかに出来る。天空放射輝度の測定は従来1個の放射輝度センサーを機械的に水平・垂直に回転させるために時間を要した。その天候が変化するため、正確な天空放射輝度を測定することが難しかった。本装置は半球状の容器に多数のセンサーを配置し、同時に測定できるようにしたため、天候が変化しない内に測定値を得られ、従来よりも迅速・大量・正確な測定が可能になった。
半球状の鉄製容器の表面に145個の放射輝度センサーを埋め込んである。天空の高度6度から180度、方位は0から360度の範囲で放射輝度を測定できる。145個のセンサーの出力はプリアンプを通して、マルチプレクサーに接続されおり、毎2秒毎にデータ蓄積装置に収納される。従来機械走査式の場合、全天を走査するのに2分から4分を要していたが、本装置は50分の1から100分の1の時間で測定できるため、天候の変化しない測定値が得られ、かつ大量に測定値を取得できるようになった。また機械的な駆動部分が無いため、磨耗も無く、故障も少なく、保守も容易である。多数のセンサーを校正するためにセンサー埋め込み部分にナットを設けて、校正用光源を接続しやすいようにしてある。
MEMS技術を用いた高応答・高空間分解能熱線濃度センサー(11442)
二成分気体の拡散混合における気体濃度の測定、特に気体濃度変動が有り高い応答性を必要とする場合に用いることができる。ガスタービンなどの燃焼器の気体燃料インジェクターの気体燃料拡散範囲の測定など。また、MEMS技術による微細化により本濃度計をマイクロチャネル内に挿入し、マイクロチャネル内の気体混合の際の気体濃度測定に用いることができる。
本研究の熱線濃度計は気体の濃度を感知する熱線あるいは熱膜、被測定気体を吸い込む微小ノズル、真空装置、および熱線用のアンプより構成されている。本技術には、熱線濃度計の基本要素である被測定気体の取り入れ口であるノズル、センサー本体である熱線、およびセンサーホルダーをMEMS技術により寸法を縮小すること、濃度の空間的分解能を向上させるセンサー感度を増加すること、およびノズルと気体通路・配線接触部の絶縁膜をポリイミドと酸化シリコンを使用して製作するところに特徴が有る。
ノズルから噴射される気体の濃度測定装置、マイクロチャンネル内の気体の濃度測定装置
キク科植物の生物活性テルペノイド(11425)
ステビア由来のジテルペノイドの新規な化学修飾物及びこれを有効成分とする悪性腫瘍治療薬の提供。
ステビオシドは、ステビア(SteviarebaudianaBertoni:キク科)の葉に豊富に存在するジテルペノイド配糖体であり、甘味料として広く知られており、また抗炎症作用及び発がん抑制作用を有することが知られている。本研究では,ステビオシドの加水分解生成物であるステビオールを化学修飾し,フェニル基又はメチルフェニルビニル基を持つ化合物を合成し、それらの腫瘍細胞傷害活性を検討したところ、これらの化合物が胃癌、肺癌及び乳癌細胞に対する強力な傷害活性を有すること、さらにはアポトーシス誘導作用も有することを見出した。本研究によれば、胃癌、肺癌及び乳癌等の悪性腫瘍に対して有用な悪性腫瘍治療薬が提供できる。
悪性腫瘍治療薬,アポトーシス誘導剤
車輪型階段昇降ロボット(11286)
建物内や屋外を移動する際に段差や階段があると車輪では移動が困難となる。スロープやエレベータによる環境改善がされていないあるいは困難な場所での移動を可能とする。
階段昇降用展開車輪の基本的な内容を考案し、その車輪を用いた移動台車の操舵方法を提案している。一般的な自動車の操舵方法では段差部に達したときに左右の車輪の位置は階段から必ずしも等距離にはならない。そのままの状態で展開車輪を使って階段を上ると左右のうちどちらかの車輪のみが段差を乗り越せない状態となり好ましくない。操舵は左右車輪の回転差で行い、その前輪の操舵角をかさ歯車を介して後輪に伝達し、前輪と反対側に操舵する事により段差に両車輪とも接する位置に移動可能となる。
福祉機器、移動ロボット、警備ロボット、原子力検査ロボット
紫外線防止効果計測方法及びシステム(10797)
特別な計算や測定なしに簡便に紫外線防止効果の定量的な評価を可能とした。本方式による紫外線防止効果の評価は健康管理や美容の観点でも有効である。
魚眼レンズを用いて撮影した天空写真と紫外放射照度計により測定した紫外線量分布図を組み合わせることにより、日除けや建築物に入射する紫外線量を算出し、紫外線被爆防止効果の定量的評価を可能とした。
紫外線定量キット
制振アクチュエータ、振動センサー及び制振制御システム(10413)
低コストで応答が良く制振動作が可能な制振アクチュエータと,簡単な構造でかつ確実に振動を検出する振動センサを非常にコンパクトにまとめた制振・免振システムの提供。運行体や機械製造装置に組み込まれた電子制御用プリント基板の振動環境下での誤動作,性能低下や建築設備機器等の振動・騒音を防ぐことを目的とする。
本研究は振動環境下での使用に際して,誤作動や機能低下を生ずる恐れのある電子制御用プリント基板の支持部や基板周囲に,形状記憶合金の細線を複合させ,これをセンサやアクチュエータとして利用し,基板の制振・免振を実現した。形状記憶合金細線の抵抗値変動から得られるひずみ信号によって共振状態を検知し,これを通電加熱することによって共振を抑制するためのシステムは,一枚のコンパクトな基板に全てまとめられており,複数基板の免振制御を同時に行うことも可能である。建築建造物自身への応用,固着物への応用など至るところに設置できる,簡易な構成で安価な振動制御装置である。
プリント基板,建築設備等の制振・免振アクチュエータ、振動センサ
白血病治療に応用可能な細胞膜透過性RARタンパク質の発現系確立(11327)
急性前骨髄球性白血病(APL)の原因となっているRARαの機能低下を補う方法の提供。
多くの急性前骨髄球性白血病(APL)では15番と17番染色体の相互転座により、RARαとPML遺伝子が組換えられ、これらの融合タンパク質が発現する。これらは正常なRARαとPMLタンパク質機能が低いため、白血球分化が前骨髄球の段階で停止しAPLとなる。APLでは高濃度レチノイン酸(活性型ビタミンA;RARαのリガンド)投与により改善する場合もあるが、副作用や耐性を生じる場合もある。本研究では、細胞膜透過性の正常型RARαを大腸菌に大量産生させ、精製することに成功した。また、このタンパク質はAPL患者由来のAPL細胞を好中球へと高効率で分化させた。この結果、本研究タンパク質はAPL治療剤としての応用が考えられる。
白血病(急性前骨髄球性白血病;APL)治療剤