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知的行動創発ロボットで社会問題を解決!協働するロボットを実社会へ(研究紹介)

概要

ロボットはあらかじめプログラムにより動作が決められており,災害現場のような複雑で未知の状況に
対応することが苦手です。しかし人間は”被災者を助けたい”という目標に向かって必要な動作は自分で
考え行動します。このような行動を自ら発することを「創発」と呼び,その行動が知的なふるまいであ
ることを目指し,「知的」な「創発」能力を有したロボットの研究を行っています。

ポイント

・ロボットの知的自律化,移動マニピュレーションの具体化
 ✓運動モデル+力(ちから)情報に基づいたロボット制御
 ✓学習(AI・ディープラーニング)・認識
 ✓環境認識に基づいたロボットの動作計画
・実際の現場で使える各種ロボットの社会実装化
 ✓自治体と包括連携協定を結び,共同研究を実施
 ✓日本大学内で医工連携プロジェクト・環境調査プロジェクトを推進

量子技術の社会実装生体断層撮影法~医療に繋がる工学研究~(12411)

概要

・本発明は,微弱光照射による無染色で無標識での生体の可視化技術を確立したものである。
・普及のOCT(光干渉断層計)には課題が残る。また,深部画像の劣化を抑えられない。
・本発明は,光パルスの時間分解測定による生体断層と量子パルスゲートによる背景雑音の抑圧によって解決するものである。

ポイント

・量子断層撮影技術による医療・研究検査機器
・OCT*に代わる次世代の高精細断層撮影システム

*光干渉断層撮影

 ➡眼球検査から脳内,その他の部位の検査に適用可能

こんな研究や開発ニーズに

・高性能でかつ人体に安全な画像装置や品質検査機器 などの開発・製造に

Al2-xFexTiO5で熱膨張を自由に制御ゼロ膨張材料の開発(研究紹介)

概要

負の熱膨張を示すチタン酸アルミニウムと正の熱膨張を示すチタン酸鉄の固溶体の鉄の量と焼結温度を調整し,高密度・高強度な熱膨張挙動を制御できる材料を開発。安価なゼロ膨張材料の提供に貢献します。

ポイント

・負の熱膨張を示すAl2TiO5と正の熱膨張を示すFe2TiO5の固溶体を適切な温度で焼成することにより,熱膨張を自由に制御できる材料を開発した
 ➡ 密度や熱膨張の詳細なコントロールが可能になる
 ➡ 安価なゼロ膨張材料の作成も可能

こんな研究や開発ニーズに

・高強度・高密度で熱膨張が制御できる材料を探している
・半導体や光ファイバーのコネクタに利用するゼロ膨張材料を探している
・SEM,XRD,TMA等を使って材料を評価したい

脱炭素&低コストで植物の生育・開花促進根域環境制御装置-N.RECS(12516他)

概要

植物の根の領域(根域)の温度を制御できる根域環境制御装置(N.RECS)を開発しました。この装置は根域温度を一定の範囲に制御し,冬季の省エネルギー栽培と夏季の高温対策に大きく貢献します。現在,この装置と蓄熱槽を一体化した,再生可能エネルギーと連携できる蓄熱型根域環境制御装置(N.RECS-hs)を開発中です。

ポイント

・植物の根の領域の温度を制御できる根域環境制御装置(N.RECS)で,高温対策の低コスト化を実現
・一体型の蓄熱槽を追加したことで,太陽光等の再生可能エネルギーを時間帯を問わず利用できる
 ➡省エネルギー栽培と夏季の高温対策に活用可能

こんな研究や開発ニーズに

・施設園芸のコスト低減策・脱炭素化技術を探索している
・植物の成長速度をコントロールして,決まった日に出荷できるようにしたい
・スマート農業を取り入れたい

結核性髄膜炎診断法

結核性髄膜炎診断法

結核性髄膜炎の診断及び臨床評価するための,Nested PCR法に定量的なPCR法を組み合わせた定量的Nested real-time PCR法を用いた,髄液中の結核菌DNAの検出方法。

(株)保健科学研究所

医学部 中山 智祥

口腔内嫌気性細菌用静菌剤 他1件

口腔内嫌気性細菌用静菌剤 他1件

歯周病に関与する口腔内嫌気性細菌に対して,静菌効果を示す50%以上のモノエステルを含む口腔内嫌気性細菌用静菌剤。

理研ビタミン(株)

歯学部 前野 正夫,落合 邦康,川戸 貴行,田村 宗明

新規機能性材料創製のための均一ナノ空間材料内での物質合成(12434)

概要

均一ナノ空間を有する多孔質材料内に回収した二酸化炭素から尿素の合成に成功.
均一ナノ空間を有する多孔質材料を特異的な反応場として活用すると共に,
材料内で合成された物質の新たな機能性創出にも成功しています.

ポイント

・多孔質材料の均一ナノ空間の活用
 →材料内において均一な組成で物質(CO2, NH3)を回収
 ⇒特異的に低エネルギーで高効率な物質変換を実現
※空間内に内包した物質の特異的な機能性

こんな開発ニーズに

・廃棄物質,未利用物質等の高効率回収,変換
・エネルギー消費が大きいプロセスの効率化
・空間内の物質の特異性を活用する新規機能性材料の創製

X線被ばくのないポータブルう蝕診断装置(12007)

目的

本研究は歯に照射された検査光を受光する受光部を有するう蝕診断装置であって、歯または歯肉に対して非接触状態で口内に挿入されると共に検査光を歯に向けて射出するヘッド部と、受光部の前に配置され受光した光からノイズ成分を除去するフィルタとを有することを特徴とするう蝕診断装置。検査光の光源はLEDであり,光量は可変である。

技術概要

レーザー光によるう蝕診断装置が製品化されているが,前歯の検査は不可能であり,レーザ光の照射部を口内において歯茎に固定して利用するため、歯茎に接触し、検査を実施される被検者が不快感を覚える可能性があった。また,永久歯と異なり石灰化の低い乳歯はう蝕の有無に関わらず全面が白く反射してしまい全く診断が出来ないという問題があった。本研究によると乳歯,永久歯,部位を問わず非接触で診断が可能となる。また,従来品のレーザー光はクラス2(=瞬きで防御されうる光)を使用しているが,より安全なLEDで同様の診断ができるので安全性,コストの面で優位性がある。

適用製品

う蝕診断装置