歯周炎をはじめとした結合組織の過度の分解によって引き起こされる疾患に対する治療薬のスクリーニング方法の提供。
コラーゲン分解が病態形成ならびに進展にかかわる関わる疾患に由来する線維芽細胞を用いても、これまでの二次元培養では、実際のコラーゲン分解能を知ることができなかった。本研究では、コラーゲンゲル三次元培養法を行うことにより、実際にコラーゲンの分解が起こることを生体外で観察できるばかりでなく、各種阻害剤がコラーゲン分解をどの程度阻止するかを迅速かつ定量的に解析することも可能にした。一例として、歯周炎治療に有効なコラーゲン分解阻害剤(歯周炎治療薬)のスクリーニングに成功した。
歯周炎などのコラーゲン分解が病態形成ならびに進展にかかわる疾患に対する治療薬
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