無機ナノ粒子を透明化し、様々な溶媒に分散させることが可能な新規分散剤(12151)

技術分野
材料
所属
理工学部 物質応用化学科
氏名
伊掛 浩輝

目的

本研究の新規分散剤は、様々な無機ナノ粒子を、様々な極性の溶媒(クロロホルム、水、メタノールなど)に分散させることを可能にするカテコール・リンイオン系分散剤である。また、特質すべきは、この分散剤を磁性ナノ粒子に適応した場合、可視光透過率が極めて高い、透明磁性ナノ粒子を作製できる。

技術概要

・広範囲(誘電率4.8〜70)の媒体に金属ナノ粒子を分散させることが可能。

・広範囲の媒体に金属ナノ粒子を分散させるためドーパミンに有機塩であるトリブチルホスホニウムクロライドを結合させた構造を有している。

・磁性ナノ粒子にこの分散剤を適用すると透明度の高い磁性ナノ粒子が作製可能。

適用製品

高分子に混ぜる無機フィラーの安定分散剤、透明磁気メモリー、無機ナノ粒子の印刷技術

X Facebook リンク