生体外創傷治癒試験用用具(11407)

技術分野
創薬 / 医療・福祉
所属
歯学部 歯学科
氏名
山口 洋子

目的

生体外創傷治癒試験(Invitrowoundhealingassay)は,創傷治癒に有用な物質のスクリーニングおよび細胞移動の評価等を目的として行われる試験である。その試験のためにフラスコやシャーレに培養した細胞に一定幅の創傷を作製する。

技術概要

従来は創傷治癒試験の際,フラスコやシャーレに培養した細胞にピペット用チップの先端等で引っ掻き傷(scratchwound)をつけ,創傷部分を作製するのが主であった。また現在,創傷治癒アッセイプレートが発売されているが,このプレートは創傷作製部分をインサートで予め塞いでおき,それ以外の領域に細胞を播種し,必要密度まで細胞が増えてからインサートを取り除き,均一な創傷とするものである。しかし,このキットでは細胞層に傷を付ける訳ではないので創傷とは言い難い。本研究は,シャーレ内に培養されている細胞を一定幅で直接掻き取ることができ,容易に均一な創傷を作製できるものである。

適用製品

創傷治癒試験用用具(Scratchwound作製用具)

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