磁石を用いた新しい尿道用括約筋代用弁の開発(人工括約筋)(10363&10718&10719&10979&11205)

技術分野
医療・福祉 / 機械
所属
工学部 電気電子工学科
氏名
遠藤 拓

目的

磁石の吸引力を用いながら、生体管部の周囲に沿って一様な圧迫力を与えることができる人工括約筋を提供する。

技術概要

加齢や事故等で尿障害を起こしている患者は我が国で約600万人と言われている。尿障害によって失禁状態になることを防止するために人工括約筋を埋め込むことが行われる。例えば、小型ポンプとリザーバとカフを埋め込む方式があるが、電池が必要で、また小型ポンプ等の耐久年数が来ると全体をそっくり交換する必要がある等、いくつかの課題がある。
本研究では体内と体外の磁石により尿道の緊張と弛緩をコントロールするための帯を備える機構とした。女性は括約筋の緩みによる尿失禁が多いため、吊り上げ型とし、男性は前立腺摘出による括約筋不全が多いことから圧迫型とした。機構内の部品を最適化することでオーダーメイドも可能。

用途

医療機器 ペット用尿失禁防止 各種機能弁

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