糖尿病患者様の外出時のQOL向上~携帯式インスリン保冷装置~(12470)

  • # 糖尿病
技術分野
医療・福祉
所属
芸術学部 デザイン学科
氏名
長瀬 浩明

概要

主に1型糖尿病患者は毎食後にインスリンの注射が必要である。夏場などでは室温や屋外気温が30℃を超えてしまうため、外出時にはインスリン注射器を保冷剤入りパック等に入れて携行する必要がある。これにより、外出時間が制限されたり、旅行や出張などで宿泊を伴う場合やキャンプなどのアウトドアレジャーを含め安心して外出・旅行することが困難な状況である。また、注射針を交換する際に針を落とす、誤って指先を針で指すなどの可能性もあり、使い終わった針の始末には危険が伴う。そこで、糖尿病患者の外出先でのインスリン注射を支援するため、薬剤を安全に携行・注射するための携帯式インスリン保冷装置セットのデザイン開発を行った。

ポイント

・外出時に欲しい機能を一つに
 冷却ユニット:モバイルバッテリーでも保冷剤を冷却可能
 注射針格納ユニット:スマートに針交換と使用済み針の処理
 インシュリン格納ユニット:一定温度でインシュリンを保管

こんな開発ニーズに

・夏でも気兼ねなく外出を楽しみたい
・アウトドアなど電源確保が難しいレジャーを楽しみたい
・狭い場所でもスマートに針交換可能
・医療器具が入っているとは感じさせない高いデザイン性


  

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