遺伝子導入補助ペプチドの発見(11010)

技術分野
アグリ・バイオ / 創薬
所属
医学部 医学科
氏名
日臺 智明

目的

遺伝子導入方法および宿主細胞の種類に関わらず,より効率的に目的遺伝子を宿主細胞に導入することができる試薬を提供する。

技術概要

遺伝子導入効率の向上は,実験・研究等の大幅な効率化を図ることができるため,より高い効率で外来遺伝子を培養細胞や生体に発現させることを目的に,様々な遺伝子導入試薬が開発・販売されている。しかし,導入効率にばらつきがあったり,細胞毒性があるなどの問題があった。本研究のペプチドは,ほ乳類に発現しているある内因性蛋白の一部を切り出したもので,これを遺伝子導入時に用いることにより,既存の遺伝子導入試薬の効果を増強することが可能である。本研究の補助試薬はリポプレックス法,ポリプレックス法のいずれに属する遺伝子導入試薬に対しても有効であり,宿主細胞を選ばない極めて実用性に優れたものである。また,培養細胞だけでなく,生体に対しても効果を有し,かつ,内因性のペプチドであるため,細胞障害性が低く,安全性も高いと思われる。

適用製品

遺伝子導入補助試薬,分子生物学研究試薬,遺伝子治療補助試薬

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