列車の運転操作訓練や運転士のヒューマンエラー研究用に、実際の運転と同様の臨場感や緊張感が得られると共に、運転環境を柔軟に変更することが可能な低コストの鉄道用運転シミュレータの開発。
運転席前方のスクリーンに投影する視界画像を視差を考慮して生成することで、運転士は風景を立体的に見ることができ、実際と同様の走行感覚を得ることができる。さらに、車両の振動を軌道不整と車両モデルを用いて計算し、その変位にもとづいて視界を立体表示することで、動揺装置なしに車両の揺れが再現され、低コストで高い臨場感が得られる。また、運転台の計器パネルをディスプレイに画像として表示し模擬することで、車種の変更や多様な計器の再現を可能にした。
各種運転シミュレータ
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