現在の風力発電の主流は,プロペラ型の風力発電機を用いる方法であるが,プロペラの回転に伴って形成される後流(ウェイク)の影響で,近接して風車を配置することは難しく,広い設置場所が必要になる。そのため,都市域に密にプロペラ風車を設置したウィンドファームを設けることは困難である。
そこで,都市域に導入可能な新たな風力発電システムを開発した。風の吹く方向に複数の平板を設置し,それらのねじれ振動(フラッター)を利用することにより,コンパクトかつ高密度なエネルギー回収システムを実現を目指した。
・ウェイク(後流)によるフラッター(ねじれ振動)現象を発見
➡ 平板振動子を用いた発電システムを構築
・都市域に導入可能なコンパクトな発電システム
✓都市域の風力エネルギー回収に一緒に取り組んでいただける企業
✓発電デバイス(圧電素子やコイルなど)を開発している企業
✓環境の数値シミュレーションを行っている企業
同じカテゴリーのお知らせ
核融合システムが次世代エネルギー【安全・安心でクリーンな環境を実現】(12191)
現在,社会が抱える温室効果ガスの排出や使用済み核燃料などの諸問題を解決し得る フュージョンエネルギーの提供を目指す。 詳細を見る
空調・給湯ヒートポンプ室外機用の高性能ファン(12519)
従来とは全く異なるコンセプトによるファン設計(軸流多翼ファン・翼端渦の制御・静圧回復による性能向上)により、軸動力削減と風量増加を達成する、省エネ・省スペースに適した高性能ファンを提供します。 詳細を見る
フライホイールを用いた無停電電源装置(12495)
日本のエネルギー問題に対する一つの解決策として蓄電池と機能的には同等で発電と貯蔵ができるサスティナブルな装置を開発。 本装置は電気工学で洗練されたフライホイール発電機と自動車工学で実績のある遊星歯車を組合せた装置。 リニア新幹線や... 詳細を見る