現在、日本の人工透析医療費は年間総額1.5兆円を超えており、その原疾患として糖尿病関連腎臓病が40% 以上を占めるため、病態解明や治療法の開発が喫緊の課題となっています。糖尿病関連腎臓病の腎機能低下の速度は個々の患者さんで異なりますが、これまで末期腎不全(ESKD)の高リスク群を早期に発見するためのバイオマーカーは確立していませんでした。
そこで我々は糖尿病の患者さんを対象にESKD未発症の段階での血中蛋白を網羅的に測定し、血液採取時点から10年間の患者さんのESKDの発症率との関係を解析しました。その結果、10年以内にESKDを発症した患者さんで、発症しなかった患者さんと比較して、血液中で高値であった蛋白群を同定しました。
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