簡便且つ安定的に骨を増生することができる、骨増生用構造体。
インプラント治療は、非常に有用な治療法であるが、十分な骨量が必要であり、骨量・骨質による影響を強く受ける。
自家骨移植は医学における組織移植において最も歴史が古く本世紀初頭において、すでに臨床応用されていた。しかし、自家骨移植には補填する骨採取による外科的侵襲が大きいこと、適用範囲が限られるといった欠点がある。そのため、自家骨に変わる多くの人工骨(人工材料)が研究、開発され臨床に応用されてきた。
現在臨床に応用されている人工骨の形態は顆粒状が多く成型性に乏しいため、メンブレン等を併用しなければならない。自家骨、人工骨およびメンブレンを併用する手法は、外科的手技に多くの経験や修練が必要となる。結果として、骨増生を確実に行える術者が限定されることとなり、インプラント治療を希望する人にとっての不利益となっている。そこで、より簡便で確実な増骨法や材料の開発が望まれている。
本研究はコラーゲンの配向性が細胞接着、成長等に影響を与え、組織全体の物理的特性、機能にも影響を与えることに着目してなされた。本研究のマテリアルは軸方向に配向性を有する複数のコラーゲンストリングを含んだコラーゲンシートをコラーゲンチューブの配向性が一致するようにコラーゲンチューブ内に収容されており、簡便且つ安定的に骨を増生することが可能な、骨増生用構造体である。
●歯科治療における歯槽骨を必要とする、歯周治療、補綴治療
●医科における骨増生
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