産業廃棄ガラス,不純物の多いケイ砂,セラミックス等の二酸化ケイ素を含む物質より,高純度の二酸化ケイ素を得ることができ,かつ抽出・過程で使用した材料に対しても再度利用することができる方法を提供する。現在,埋立て処分されている,色付き廃ガラス等や再利用が困難なテレビのブラウン管から,二酸化ケイ素を分離,抽出できるため,産業廃棄ガラスのリサイクルが可能となる。また,低純度のケイ砂(二酸化ケイ素)の高純度化が可能となる。
本研究では,以下のような二酸化ケイ素の抽出方法を提供する。廃ガラス等の二酸化ケイ素を含む物質と,苛性ソーダ等のアルカリを混合し,アルカリ融解してケイ酸アルカリとする。このケイ酸アルカリを水溶液とし,水に不溶の鉄等の水酸化物を除去,精製する。次にケイ酸アルカリ水溶液に塩酸を加えた後に煮沸して,ケイ酸を溶液中より析出・分離させ,乾燥して二酸化ケイ素とする。必要に応じて,さらに二酸化ケイ素に水を加えて,水溶性の不純物を溶解,除去して高純度の二酸化ケイ素とする。
二酸化ケイ素を含むガラスなどからの高純度の二酸化ケイ素の回収
同じカテゴリーのお知らせ
発生煙を低減する天然食品廃棄物由来の玩具煙火(12631)
玩具煙火(玩具花火)に食品廃棄物由来の炭酸塩等を用いることで煙を抑制。廃棄物の有効理由により持続可能な循環社会の実現に貢献します。 詳細を見る
次世代型・低エネルギーCO2回収サイクル ~亜鉛が切り拓く、サスティナビリティの次なる次元~ (12622)
従来の常識を覆す「亜鉛(Zn)」を用いた低エネルギーでのCO2の分離・回収を実現。同時に高負荷価値マテリアルを創出する革新的プロセス。 詳細を見る
堆積物燃料電池を利用したチョウバエの発生抑制(12145)
下水処理場で大量に発生する下水汚泥を発電の燃料源として有効利用する堆積物燃料電池リアクターの開発に取り組んできた。そして堆積物燃料電池による発電が、衛生害虫として知られるチョウバエの発生を効果的に抑制する現象を発見した。 詳細を見る