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二酸化炭素とイオン液体を用いた発電サイクル(11915)
本研究は,プレート型熱交換器において,作動媒体の出入口の中心を結ぶ線分に対して概ね並行(0°<迎え角<90°)に多数のフィンを配置することにより,従来品と同程度の低圧損を維持したまま,同等以上の高い熱交換性能が得られる事を特色とする。
本研究によれば,吸収液体が作動ガスを吸収及び放出する特性を利用し,作動ガスの流れを形成してタービンを駆動することによって動力が生成される。例えば,第1タンクを加熱した場合には,作動ガスの内圧が上昇して吸収液体に吸収される。このように吸収液体が作動ガスを吸収することにより,第1タンクから第2タンクへの作動ガスが勢い良く流れ,タービンにより動力を得ることができる。また,吸収液体に作動ガスが吸収された状態で第1タンクを冷却した場合には,吸収液体から作動ガスが放出される。このように吸収液体から作動ガスが放出されることにより,第2タンクから第1タンクへ作動ガスが勢い良く流れ,タービンにより動力を得ることができる。したがって,本研究によれば,ランキンサイクルやブレイトンサイクルによらず,従来とは異なる方式で熱から動力を生成することができる。
EV航続距離を延ばすアクセルペダルのエコな操作方法(12209)
モーターがニュートラル状態になったことをドライバーが認識でき、モーターのニュートラル状態を使用してドライバーがエネルギー効率の改善を図ることができる電動車両を提供する。
受け付けた操作に応じたアクセル開度に変位し、電動車両の速度を加速または減速させるアクセルペダルを備える。アクセル開度が予め決められた第1開度と第1開度よりも大きい第2開度との間の対象範囲内である場合におけるアクセルペダルの第1抵抗力と、アクセル開度が対象範囲外である場合におけるアクセルペダルの第2抵抗力とが異なる。第1抵抗力及び前記第2抵抗力のそれぞれは、アクセルペダルから操作を行う方向と反対の方向に作用する抵抗力である。アクセル開度が対象範囲内である場合、モーターの状態は、ニュートラル状態である。本研究によれば、ドライバーは、アクセルペダルの抵抗力からモーターの状態がニュートラル状態に設定されているか否かを判定することができ、ニュートラル状態を適切に使用して、エネルギー効率の改善を図ることができる。
省面積・省エネルギーで汚水の浄化が可能なコンパクト人工湿地の開発(11759)
人工湿地は、自然の浄化機能を強化した半人工的な排水処理方法である。曝気を要しないため排水処理の運転に要するエネルギーが活性汚泥法等の従来技術の20%で済むことが長所であるが、必要面積が大きいことが短所であった。本研究は、その必要面積を従来の人工湿地の25%以下にすることを可能とする技術であり、工場立地法で定められる緑地を活用した新しい高度排水処理の道を切り開く研究である。
本研究は、水質浄化用の人工湿地に必要な面積を格段に縮小することを可能にするものである。例えば、これまでの人工湿地で下水の高度処理を行うためには、ヒトひとりあたり2平方メートルの面積が必要であった。これは単位面積あたりの酸素供給フラックスが水質浄化能力の制限となるためであった。本研究技術では、大気との接触と換気を促進する空気層を人工湿地の内部に設けることにより(研究1)、この制限を打破することができる。また、空気層により人工湿地内に重層的に好気ゾーンを創出することで(研究2)、単位面積あたりの酸素供給フラックスの究極的な改善が見込める。さらに空気層の厚さや位置を調整により(研究3)、人工湿地内部の好気・嫌気ゾーンの調整も可能であり、単独の湿地で多段処理を行う道が切り開かれる。本技術は、下水以外にも、畜産排水、工場排水、農業排水等、さまざまな排水処理に適用可能である。
下水処理、畜産排水処理、工場排水処理、農業排水処理、緑化、花壇