機械の検索結果:60件
仮想パーソナルデータや臨床データを生成するAI(12457)
新薬の臨床試験をはじめとする医薬品開発において、条件に合致する患者が集まらず、予定症例数を満足するのに苦渋する課題がある。
医薬品開発の効率化のために、臨床試験シミュレーションでは仮想被験者を生成する
取り組みがなされているが、条件に合致する様な、所望の性質を持つ患者を生成する
試みはなされていない。
我々は、本物のデータを学習することで、本物と同様の特性を持った、実在しない仮想のデータを生成するAI技術を提供する。
従来の技術・問題点
・観測されていない被験者、存在しない
データを生成することはできない
・現実離れした属性を持つ被験者データ
を生成し得る可能性
・生成する合成データの性質を制御する
ことが難しいという課題
新しい技術・解決法
・本物と同様の性質を保持した、
実在しない仮想データを生成可能
・参照となる少量データと似た性質を
持つ、実在しない仮想データを生成可能
・経時的な薬物血中濃度の推移が予測可能
・パーソナルデータにおける匿名化処理の代替やデータ共有を実現させたい
・機械学習、深層学習における学習データを増強したい
・医薬品開発にAIを応用したい
知的行動創発ロボットで社会問題を解決!協働するロボットを実社会へ(研究紹介)
ロボットはあらかじめプログラムにより動作が決められており,災害現場のような複雑で未知の状況に
対応することが苦手です。しかし人間は”被災者を助けたい”という目標に向かって必要な動作は自分で
考え行動します。このような行動を自ら発することを「創発」と呼び,その行動が知的なふるまいであ
ることを目指し,「知的」な「創発」能力を有したロボットの研究を行っています。
・ロボットの知的自律化,移動マニピュレーションの具体化
✓運動モデル+力(ちから)情報に基づいたロボット制御
✓学習(AI・ディープラーニング)・認識
✓環境認識に基づいたロボットの動作計画
・実際の現場で使える各種ロボットの社会実装化
✓自治体と包括連携協定を結び,共同研究を実施
✓日本大学内で医工連携プロジェクト・環境調査プロジェクトを推進
空調・給湯ヒートポンプ室外機用の高性能ファン(12519)
従来とは全く異なるコンセプトによるファン設計(軸流多翼ファン・翼端渦の制御・静圧回復による性能向上)により、軸動力削減と風量増加を達成する、省エネ・省スペースに適した高性能ファンを提供します。
・従来の設計パラメータの範囲を超えた設計により、同一回転数におけるファン風量の増加、風量を維持した場合は回転数の低下が可能
・羽根車の多翼化、リングファンで翼端流れを改善しつつ、薄型化を実現
・薄型化で空いた空間にディフューザを設置し、静圧を回収
・空気調和機の室外機及び室内機の高効率化,高静圧化
・狭小スペースにおける換気や冷却
・高効率なヒートポンプの開発による熱需要の電化の促進
植物成育用成形体
古紙及び肥料,さらに鉄鋼スラグやフライアッシュ又はクリンカアッシュも含有し,不織布で被覆することにより水分を含んでも形態安定性に優れ,土地に植える際にも機械でのハンドリングが行いやすく,苗木を長期間安定して保存できる植物成育用成形体。
(株)環境測定サービス
生物資源科学部 本江 一郎
太陽電池モジュールのバイパス回路開放故障検出技術(11976)
本研究は,太陽電池のバイパス回路として設置された半導体の劣化を,発電機等の接続と太陽電池パネルの発熱観察により,簡便かつ効率的に感知するものである。
本研究によれば,太陽光パネルが備えるバイパス回路の故障を検出する手間を低減することができる
工具補助加熱式摩擦攪拌接合(研究紹介)
材料内に圧入するプローブ部に加熱機構を具備した摩擦攪拌接合用接合工具を開発した。
この接合工具を用いて摩擦攪拌接合することにより,加熱機構をもたない通常の摩擦攪拌接合と比較して,著しく低い回転数(例えば60 rpm)でも接合が可能となる.これにより,接合部の温度履歴を通常の摩擦攪拌接合よりも200K以上低く抑制したまま健全な継手形成が可能となり,接合部の結晶粒成長に伴う材料軟化を抑制できる。
摩擦攪拌接合は,プローブと称する突起部とショルダと称する肩部を具備する接合工具を回転させたまま被接合材接合界面に圧入し,工具との摩擦攪拌により接合界面近傍に塑性流動を生じさせ,これにより接合を阻害する表面層を破壊して,接合界面での化学結合を形成させる接合技術である。
接合を誘起するために摩擦攪拌接合では被接合材を接合工具により摩擦攪拌せねばならない。この工程では接合工具が摩擦発熱と攪拌流動の2つの役割を同時に担う。十分な攪拌流動を生じるためには材料を加熱して軟化させる必要があるが,そのために接合工具回転数を増加させて摩擦発熱量を増そうとすると,材料が接合工具の回転運動に追従できず,接合工具が空転し攪拌流動が抑制されて摩擦攪拌接合に特徴的な接合欠陥を生じることがある。
本研究では上記課題を解決すべくプローブに加熱機構を具備させた接合工具を開発した。
開発した接合工具によると、摩擦発熱と覺拌流動のうち,摩擦発熱に関する要求を補助熱源を装着することによって減じ,対象材料の攪拌流動を誘起するに適した接合工具回転数でのオペレーションを実現が可能になった。
本研究で開発したプローブに加熱機構を具備させた接合工具を用いて1050アルミニウム板の摩擦攪拌接合を実施したところ,従来報告されているパラメーター範囲よりもはるかに広いパラメーター範囲を設定可能であることがわかった。
摩擦攪拌接合およびその関連プロセスを適用して製造するあらゆる製品に対して応用可能。特にアルミニウム合金やマグネシウム合金の摩擦攪拌接合に適している。
クスリの治療効果を予測する薬学的人工知能モデル(12274)
機械学習の利点を享受しつつ、科学的に妥当な過程を経て算出されている薬物の血中濃度を出力することができる薬物血中濃度予測装置、薬物血中濃度予測プログラム及び薬物血中濃度予測方法を提供する。
近年、被検体に投与した薬物の体内動態を人工知能(AI)を使用してコンピュータ上で再現するモデリングアンドシミュレーション(M&S))が注目を集めている。
従来技術として、個別化化学療法及び薬物送達を提供するためのシステムが挙げられるが、当該システムは、計算式流体力学、解剖学的モデル、患者固有データ、血管網における血流特性、薬物の輸送、薬物の空間的分布、薬物の時間的分布等を機械学習アルゴリズムに入力する。そして、当該システムは、機械学習アルゴリズムを使用して標的組織の一つ又は複数の位置における薬物送達データを出力する。
しかし、一般に、機械学習は、入力したデータの特徴を自動的に抽出して学習することが可能であり、入力と出力との複雑な関係も関数近似することが可能であるという利点を有するものの、入力と出力との具体的な関係を明らかにすることができない。このため、上述したシステムは、出力された薬物送達データが科学的に妥当な過程を経て算出されているか否かを明らかにすることができない。
本研究の薬物血中濃度予測装置は、薬物が投与された被検体の医学的な特性を示す医学的データを取得して機械学習装置に入力し、被検体のクリアランスの予測値を示し、機械学習装置から出力されるクリアランス予測データ及び薬物の分布容積の予測値を示し、機械学習装置から出力される分布容積予測データの少なくとも一方を取得し、被検体に投与された薬物の投与量を示す投与量データを取得し、被検体に薬物が投与された時刻から経過した時間を示す時間データを取得し、被検体のクリアランスの予測値及び薬物の分布容積の予測値の少なくとも一方と、薬物の量と、時間データにより示される時間とにコンパートメントモデルを適用して被検体における薬物の血中濃度の予測値を示す血中濃度予測データを出力する。
薬物治療に関する技術分野において広く応用される可能性
【例】
医薬品開発における臨床試験
希少疾病の治療薬開発
クスリの患者個別の投与法の開発
治験患者数の減少および効率化
ハイブリッドMEMS-超小型ランキンサイクル発電システムと医療用マイクロロボット-(研究紹介)
IoT機器類の増加、持続可能な開発目標の提唱など、単一の技術・材料だけでは対応が困難な課題が様々にある。そこで、本提案では「ハイブリッドMEMS」として加工技術や材料特性の利点を組合わせた小型デバイスの開発を行う。 例として電磁誘導式発電システムの小型化、ロボットの小型について紹介する
電子情報技術の発展に寄与してきたMEMS技術とシリコン材料をこれまで組み合わされてこなかった他の技術・材料と組み合わせる
➡分野を越えて共有することで新たな価値を創造する
要素技術として「シリコン微細加工技術」「セラミック素子作製技術」、研究施設として「クリーンルーム」があります
日本大学理工学部にあるクリーンルームを利用した実験や粉体・ペーストの基礎検討なども対応可能です。