の検索結果:315件
炎症に関与する複数の細胞内シグナル伝達系を同時に抑制するペプチド(12444)
本研究は複数のシグナル伝達を同時に抑制することが可能な抗炎症剤、及び抗炎症剤を適用した、炎症反応を治療するための医薬組成物に関するものである。
血液凝固第Ⅸ因子の全長からトリプシンドメイン部分と軽鎖部分を除いた部分である「F9-AP」が、IL-6によるシグナル伝達を抑制することにより、またトロンビンによる血管透過性の亢進を抑制することにより、抗炎症剤として利用できることを見出した。複数の炎症性シグナル伝達を同時に抑制が可能であるため、従来の抗炎症剤とは異なる効果が期待される。
肥満を伴わない糖尿病リスクの研究や治療につながるモデルマウス
β-C2S単一相の低温合成(12368)
極めて高温での原料の焼成を必要とせず、工程が単純なビーライトの製造方法の提供。
炭酸カルシウム及び水酸化カルシウムのいずれか一方又は両方と、二酸化ケイ素と、添加剤との混合物を焼成するビーライトの製造方法。研究の特徴・効果本研究によれば、極めて高温での原料の焼成を必要とせず、工程が単純なビーライトの製造方法が提供される。
空中超音波センサー向け強力超音波発生装置(12147&12135)
音圧及び指向性の高い超音波を空気中に投射可能な小型の超音波投射装置の提供。
正面方向に主極をもつ強力な空中放射音波を得ることができる。大振幅のため,雨等の水分が円板に付着した場合に霧化するため,雨等の影響を受けにくい。車載用超音波センサ,超音波アレイ装置として利用可。
投射する超音波に応じた振動を発生する振動部と、振動部の先端面から延出する支柱と、支柱の先端に固定されて振動が伝達されることによりたわみ振動すると共に、外縁が支柱の周面に対して支柱の径方向外側に突出して位置する振動板とを備え、振動板は、外縁の全周において外縁から支柱までの最短距離寸法がたわみ振動の波長の4分の1以下であり、支柱は、延出方向における長さ寸法が支柱における縦振動の波長の4分の1以下である超音波投射装置からなる。すなわち、支柱により加振された振動板が全面同相で、かつ大振幅で振動をするため、音圧及び指向性が鋭い超音波を空気中に投射可能である。
超音波センサ、超音波アレイ
加水分解と熱分解を組み合わせた新規バイオディーゼル製造法(12094)
触媒などの副原料を使用せず、有害な廃液を排出しない、高品質なバイオディーゼル燃料の製造方法及び製造装置を提供する。
廃食油油等の使用済み油脂と食品残渣(コーヒー抽出滓や加工食品製造時の食品廃棄物,残飯等)とを加圧したで加水分解工程と,加水分解工程で得られた反応物を熱分解する熱分解工程とを備える方法。食品残渣由来の水酸基等を有する化合物と遊離脂肪酸とが反応しエステル化合物等が生成されることで、液体燃料の酸価を低減できる。
廃油からのバイオディーゼル製造法,コーヒー滓の有効活用
NPVモデルに基づくQTW-UAVの制御系設計(11947)
QTW-UAV(QuadTilt-Wing-UnmannedAerialVehicle)において,遷移飛行(主翼やローターの角度を変える)時の非線形性は翼のティルト角に強く依存する事に着目し,ティルト角を可変パラメータとしたNPV(NonlinearParameter-Varying)モデルを適用する事で非線形性を考慮した制御系を構築した。
本研究によれば,非線形運動を考慮した制御によってティルト翼機を制御する制御装置,航空機,及びプログラムを提供することができる。
間伐材を用いた木質耐力壁(11833)
小断面木材を使用した耐力壁の例として古くから寺社仏閣等で用いられる落とし込み板壁が挙げられる。しかし落とし込み板壁は特にダボを用いない場合,剛性・耐力が非常に低く,耐力壁としてほとんど期待できない。本研究は小断面木材を縦方向に配置し,折板状に構成することで高い初期剛性と靱性を得た,新たな耐力壁を提供する。
本研究の耐力壁は,縦方向に並べた小断面木材を折板状に配置し,スルーボルトへの緊結により一体化され形状形成される。スルーボルトを緊結することにより,部材間に張力を導入し,摩擦力を発生させ水平載荷時のせん断抵抗性能,初期剛性の向上が期待できる。従来の落とし込み板壁に比べて優れた壁倍率(従来の板壁:0.6倍,本研究:1.5~2.0倍)を有する性能を持つ。また,部材を折板状にすることで,部材を縦配置した落とし込み板壁において懸念される面外座屈の発生を抑制し,最大耐力後の高い変形性能と靱性を得ることが可能となった。さらに,スルーボルトにより導入したプレストレスの効果がスルーボルト位置周辺の局所的な範囲に限定されるため,壁面に開口を設けることが可能である。
ロバスト性の高い折り畳み式風車~RONDO~(11829)
本研究は、翼を空気力学的に回転し得ない状態に折り畳み、強風時の安全性を著しく高め、時間遅れのない耐風圧機能を備えた風力発電装置を提供する。
従来のプロペラ型のものは高速回転中に風が弱くなれば迎角が負になるためにブレーキがかかる。可変ピッチ機能を備えていても多くの場合応答特性が風の変動に間に合っていない。一方、垂直軸風車は起動特性が悪いために一旦停止すると発電状態になるまでに時間遅れが大きいという欠点がある。本研究は垂直軸風車の主回転翼の前に特殊なスラットを取付けることで起動特性を画期的に向上させたものである。更に突風時には風圧を避けるために複数の回転翼が同時に円周方向に傾く機能を備えている。従って外部からの強制的な制動を加えずに継続して発電することができ、風が弱くなれば自動的に復旧する。上記機能により広い範囲に変動する自然風の中で破損を防ぎ、安全に稼働できる。又、垂直軸風車の特性として揺れに強く重心が低いので設置場所は地上、洋上いずれにも可能である。
地上及び洋上に設置可能な稼働率の高い実用的な風力発電装置
球形ホイールを用いた多自由度回転制御システム(11619)
本システムは,多自由度回転制御をコンパクトな機構で実現し,宇宙機や航空機だけでなく,駆動部が必要な機械の部品として幅広い用途に応用することを目的としている。
従来のモータは1軸周りの回転運動を実現しており,多自由度回転運動を実現するためには複数のモータが必要となっていた。このため,システム構造の複雑化や重量化が問題となっていた。しかし,開発したシステムは,球形ホイールを圧電素子で任意の方向に回転させるシンプルな構造となっていることから,軽量化・小型化・省エネルギ化が可能となった。これにより,搭載重量に厳しい制約のある人工衛星などの姿勢制御への応用が期待される。また,機械的な拘束が無いので連続した回転運動ができるのも一つの特徴として挙げられ,調査用カメラなどの駆動部としても適用できる。さらに,システムに光学センサを組み込むことにより,球形ホイールの回転運動・回転方向の情報をフィードバックし,球形ホイールの任意方向の回転運動制御を実現している。
人工衛星,無人飛行機,カメラ