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研究の検索結果:195

光を使ってタンパク生産~オプトジェネティックス~(12409)

概要

放線菌を利用した光誘導型組換えタンパク質の生産系システム,「LiEX*」を開発。
LED光源で非侵襲性,環境に優しく低コストな,タンパク質・有用物質の生産システムを実現します。

ポイント

・放線菌で,組換えタンパク質・有用物質を生産
・光制御により,細胞機能のスイッチを自由自在にON/OFF
  ➡ 低分子inducerが不要で,安価なシステムを実現

こんな研究や開発ニーズに

・組換えタンパク質,組換え(食品)酵素の効率的・大量生産
・環境に優しい微生物工場の事業化
・放線菌の組換えタンパク質発現システムのキット化
・放線菌による新しい発酵生産,二次代謝物の生産にも

がんの奥深くに抗がん剤を届けるがん腫瘍崩壊薬の開発(12464)

概要

互いに密に接着しているがん細胞に細胞接着不全を発生させる天然有機化合物を発見。既存の抗がん剤の効果を高めることで投与量を減らし,副作用の軽減・患者様のQOL向上に貢献します。

ポイント

・がん腫瘍は細胞がお互いに密に接着しており抗がん剤が腫瘍深部まで浸透しにくい
・がん幹細胞まで抗がん剤が届かず,がんが再発する
 ➡ 胞接着不全を発生させ抗がん剤を浸透させる機能 を持つゴルジマンノシダーゼ阻害剤を発見した。

こんな研究や開発ニーズに

・既存の抗がん剤の効果を高めたい
・がん剤の投与量を減らし,副作用を軽減したい
・がんの再発を防ぎたい
・接着細胞を浮遊細胞として培養し物質生産能を向上させたい

小動物の心電図を非侵襲・無麻酔で測定生体データ測定用デバイス(12534)

概要

鳥類を中心とした小動物の循環器疾患診断を目的として、動物を不動化しながら心電図を測定するための診断デバイスを開発した。
このデバイスを使用することによって従来では麻酔などを用いなければ測定ができなかった鳥類の心電図を簡便かつ迅速に測定することが可能となり、不整脈など潜在する心疾患の早期発見、治療方針の策定など小動物臨床における新たなアプローチが可能となった。

ポイント

・安静にすることの難しい小鳥等の小動物に,麻酔を使わず心電図検査することが可能な新規デバイスを開発
 ➡日常の診療においても心電図測定が可能となり,これまで把握できなかった潜在的な心疾患の評価が可能となった

こんな研究や開発ニーズに

・意思疎通が困難な小動物の生体データを把握したい
・非侵襲検査やアニマルウェルフェアに興味がある

セラミックス基材に付与できる超耐熱、耐環境性被膜の開発(12128)

目的

高温環境下でも耐食性に優れる耐熱耐食皮膜及びその製造方法を提供することを目的とする。
基材上に被覆される耐熱性及び耐腐食性を有する耐熱耐食皮膜であって、前記皮膜は、ZrO2又はHfO2を含む共晶を有し、前記皮膜を前記基材と反対側の面から見た表面において、前記共晶によるラメラ構造のラメラ幅が1μm以下である。

技術概要

現行の1500℃を大きく上回る耐食性の大幅向上(粒界ガラス相がない断熱性の耐食皮膜になり得る)・集光加熱により局所的に皮膜組成物のみを急速加熱・溶融させ,高速で溶融帯を移動させる超急冷凝固のプロセスではじめて上記の超耐熱性耐水蒸気腐食層を得ることができた。
別に行った組織の形成および熱安定性の研究より,Cazr03-Zr02系の微細構造が形成される条件が見いだされた。微細組織であるため,界面に大きな応力を吸収させることが可能となり,耐熱衝撃性が大幅に向上する。

適用製品

1800℃を超える超高温および水蒸気が存在する環境下,製品ガスタービン部材用途:高耐食性材料

脂肪を蓄える細胞から脂肪を燃焼する細胞へ変化させる!~新規抗肥満薬の開発~(12462)

概要

肥満は万病の元。生活習慣改善だけの予防・改善は難しい。
我々はこれまでと異なるアプローチの抗肥満薬を提案する。

ポイント

・脂肪燃焼を促進するベージュ脂肪細胞に着目
・我々の開発した非天然型フラバノン2NCは・・・
 今ある脂肪細胞をベージュ脂肪細胞にする
 インスリン抵抗性改善作用もある

こんな研究や開発ニーズに

・脂肪体外排出や食欲抑制作用 (中枢) ではない抗肥満薬を開発したい
・痩せやすい体質に導くベージュ脂肪細胞にアプローチしたい

太陽電池モジュールのバイパス回路開放故障検出技術(11976)

目的

本研究は,太陽電池のバイパス回路として設置された半導体の劣化を,発電機等の接続と太陽電池パネルの発熱観察により,簡便かつ効率的に感知するものである。

技術概要

本研究によれば,太陽光パネルが備えるバイパス回路の故障を検出する手間を低減することができる

波長可変レーザーを用いたプラズマの計測・制御(研究紹介)

目的

プラズマとは、広義にはクーロン力によって相互作用している荷電粒子の集合体である。自然界では、通常の物質の99%がプラズマ状態にあると言われており、宇宙はプラズマで満たされている。また、人類もプラズマを様々な方法で利用しており、半導体製造、医療・バイオ応用や農水産業への応用、未来のエネルギー源としての核融合発電の研究が進められている。位相空間における粒子の分布構造は,プラズマ中の様々な現象を駆動しており,その観測はプラズマの基礎・応用・核融合に共通する重要課題の1つである。
本研究室では,先端の光科学の技術を導入して新しいプラズマ計測法を開発し、プラズマの大域的な位相空間構造を画像化する新たな分光法の開発している。

技術概要

本研究室では,光の位相構造を利用した光渦分光法および強度の空間構造を利用したゴーストイメージング分光法の開発を行っており,これらの新しい分光技術を応用することでプラズマの大域的な位相空間構造を明らかにすることを目指して研究を進めている。
光渦分光では等位相面がらせん状に捻じれた光波を吸収分光に導入し、位相のねじれ構造に由来する方位角ドップラーシフトの2次元分布から従来は測定不可能であったビームを横切る方向の流速を高精度に測定することに成功している(Sci。 Rep。 13, 15400 (2023))。さらに、光渦吸収分光法の普及に向けてシステムの簡略化を進め、受光系のカメラをQPDに置き換えることで測定を粗視化しても実用上十分な測定精度を確保できることを確認した(JJAP 63, 056002 (2024))。現在は、光渦分光を用いたリアルタイム流速測定法の開発に取り組んでいる。
 ゴーストイメージング分光法では,光の空間構造を制御した構造化照明に結像系を導入したゴーストイメージングシステムを構築し,世界で初めてゴーストイメージングを厚みのある半透明物体(プラズマ)に適用している。これにより,従来は不可能であった光の伝播方向に空間分解能がある吸収分光法を実現している。

用途

●プラズマの各種パラメータやラジカルの光測定
●プラズマ生成・制御
●安価で小型な狭帯域波長可変レーザー開発

シリアスゲームの構築技術(研究紹介)

目的

ゲームの力で社会課題を解決。教育・医療・福祉の分野の問題解決を第1目的としたシリアスゲーム開発に適したゲーム開発ノウハウを提供する。

技術概要

医療・福祉・教育等各分野でゲーム技術の活用が期待されている一方,このようなシリアスゲーム開発にはゲーム開発のノウハウが必要となる。
一般的なソフトウェア開発技術を保有する技術者が効果的なシリアスゲームを効率的に開発可能とすべく、ソフトウェア開発プロセスの国際標準であるSLCPと,モデリング&シミュレーション実施のための国際標準であるIEEE Std 1516.3を融合したSGDP(Serious Game Development Process)を提案する。
SGDPを用いることにより,一般的なソフトウェア開発技術を保有する技術者が効果的なシリアスゲームを開発することが可能となる。
実際にSGDPを適用したシリアスゲームを開発,有効性を評価している。
【開発実績】
The Pirates of Somalia:国民の方に対する社会情勢の理解支援
Line Ho!ckey:子供たちに対する協調性,社会性教育
MU3 PictureBook:幼児を対象とした国語・社会性教育
戦国FUSE:歴史家の方に対する研究支援ツール  ほか実績多数。

用途

シリアスゲームの開発