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作用選択的なビタミンD受容体リガンドの開発(11126)
ビタミンD誘導体の副作用である血中カルシウム上昇作用(高カルシウム血症)を誘導しないビタミンD受容体作用剤の提供。
ビタミンD誘導体は,骨粗鬆症や尋常性乾癬の治療に利用され,また悪性新生物,自己免疫疾患,感染症,神経変性疾患への効果も報告されている。しかし,副作用である高カルシウム血症がその利用の妨げとなっている。本研究は,ビタミンD受容体に作用する胆汁酸誘導体リトコール酸プロピオネートを提供する。リトコール酸プロピオネートは,胆汁酸誘導体の中で最も効果的にVDR(ビタミンD受容体)を活性化する化合物であり,血中カルシウム濃度を上昇させることなく,臓器のVDR標的遺伝子の発現を誘導した。悪性新生物(骨髄性白血病など),自己免疫疾患,感染症,神経変性疾患,骨粗鬆症,尋常性乾癬などの治療への応用が考えられる。
悪性新生物治療薬,自己免疫疾患治療薬,感染症治療薬,神経変性疾患治療薬,骨粗鬆症治療薬,尋常性乾癬治療薬
環境にやさしい生分解性混合タンパク質製シートの作成(11921)
本研究はバリア性弱める原因となるグリセリンの配合比を抑えることにより,曲げ強さ,及び伸展性に優れるタンパク質系シートを提供するものである。
従来のタンパク質系シートは曲げ強度,伸展性が乏しいという課題があった。本研究はバリア性弱める原因となるグリセリンの配合比を抑えることにより,曲げ強さ,及び伸展性に優れるタンパク質系シートを提供するものである。
乾燥卵白,乳由来のカゼインナトリウムを活用した可食フィルム
ダイコンスプラウトによる癌予防(10623)
ダイコンスプラウトあるいは種子を用いた癌の予防のための健康食品及び医薬品用組成物の提供。
本研究は,ダイコンスプラウトあるいは種子,および、その抽出物の主成分であるスルフォラフェンを用い,癌の予防効果を持つ健康食品および医薬品に使用可能な組成物を提供する。本組成物は,食品由来であるため安全性が高く,また,近年,癌予防効果を有することで知られているブロッコリースプラウトよりもさらに高い癌予防効果を有する。
加工食品,特定保健用食品,医薬品
細胞培養監視装置(10819)
従来、技術者による顕微鏡観察や生化学的分析法により評価されてきた培養細胞の増殖や分化状態を、自動的にモニタリングするシステムを提供する。
本研究は、テクスチャ解析を培養細胞の観察に適応することにより、培養細胞の形態の微妙な変化から、細胞の数や増殖状態、および分化状態をコンピューターで自動的に判断することを可能にした。デジタルカメラにより撮影した細胞の顕微鏡写真にテクスチャ解析を施すことにより、細胞の数、増殖の状態を判断することができる。また、いくつかの指標を組み合わせて、細胞分化に伴う形態変化のモニタリングも可能である。用いる指標をかえることで、任意の培養細胞に適応できると考えられる。本研究により、多数の培養器の管理にかかる手間は著しく軽減される。
培養細胞の増殖、分化の自動モニタリング装置。
NestedPCR法を用いた結核性髄膜炎診断法の実用化とその技術移転(10780)
今までのDNA増幅法の1000倍以上の感度を持ち、1コピー近くのDNAを増幅し、しかも何コピー(何個)存在するかを定量する方法を提供する。
PCR法によってDNAを増幅することはいまや広く産業・学問の場で行われているが、感度の面では必ずしも十分ではない。温度サイクルを一般的な30回からさらにサイクル数を追加することである程度増幅は増えるが、反応液のpHや酵素活性の問題などによって増幅曲線は頭打ちとなり、やがてプラトーに達してしまう。そこでNestedPCR法が開発されたが、高感度の反面、定量性がないという欠点があった。一方TaqManPCR法などを用いたrealtimePCR法は定量に優れているがNestedPCR法に匹敵するほどの感度ではない。そこで本研究者はNestedPCR法にTaqManPCR法を組み合わせ、新たな超高感度で、定量性をあわせもつQuantitativenestedrealtimePCR法(QNRT-PCR法)を研究した。一般のPCR法の1000倍以上の感度を持ち、1コピー近くのDNAを増幅しかつ定量することができる。本研究は医療診断法としてあらゆる微量サンプルに適用できるほか産業界での使用が期待できる。
医療診断キット
蛋白を組織に沈着させることができるドメインの同定(10505)
アルカリフォスターゼ蛋白を使用することにより、細胞外基質蛋白が細胞外基質に沈着する機能的部位を同定し、その部位を利用して他の蛋白を細胞外基質に結合沈着させる方法を提供する。
本研究は、特定の細胞外基質蛋白質の全部又は一部にアルカリフォスフォターゼ蛋白質をマーカーとして組み込み、細胞培養で発現させて酵素活性を測定して、対象の細胞外基質蛋白質中の基質沈着部位を容易に同定する方法である。この方法により、各種細胞障害メカニズムの解明が容易に行え、治癒や予防に有用であり、神経細胞外基質に血管増殖因子を発現させて糖尿病性神経障害の治療に、さらに腫瘍細胞外基質に抗ガン剤結合蛋白を発現させるミサイル療法を目的としたDDS化に、人工血管、人工皮膚や骨髄移植時の固定生着効率の上昇化に、さらには、同定された基質沈着部位の立体構造を解析し有機合成して医薬品の開発に、又、植物や家畜等の分野にも応用可能である。
DDS、人工臓器及び組織、抗体体外診断薬、遺伝子組換え農畜産物
Del1由来のペプチドによるDNAプラスミド導入率の亢進及び非ウイルスベクターによる遺伝子治療薬(12367)
より安全且つ簡易に外来遺伝子を細胞に導入可能な、プラスミド導入剤、プラスミド導入用キット、及びプラスミド導入方法を提供することを目的とする。また、前記プラスミド導入剤を適用した医薬組成物を提供する。10個のアミノ酸配列を含むペプチドからなる、プラスミド導入剤。
本研究によれば、より安全且つ簡易に外来遺伝子を細胞に導入可能な、プラスミド導入剤、プラスミド導入用キット、及びプラスミド導入方法を提供することができる。また、前記プラスミド導入剤を適用した医薬組成物を提供することができる。
プラスミド導入剤